FXにおける投資スタイル

 FXは外国為替市場の為替相場を利用した投資取引で、世界中の国や地域から発行されている通貨を2種類で一組の通貨ペアとして、これを銘柄に相互間で売買を繰り返しながら利益を求めていくものになります。

FXでの投資の一連の流れとしては、新規の売買注文を行って通貨を保持し、為替相場のレートの変動によってその通貨に評価損益が生じるのを待ち、決済の売買注文を行って通貨の保持を解消し、その評価損益を確定させることにより、利益や損失を手にしていくという形をとっています。

このサイクルを繰り返して行うことによって、資産を増やしていくことになるのですが、FXではこの通貨を保持している時間の長短によって、取引上注意すべき点や、利益の求め方、またその呼び名などを変えている場合があります。

例えば、こうした取引きの時間が短い、短期間の投資スタイルのことをデイトレードやスキャルピングトレードと呼んでいます。
デイトレードの特徴は、一日をまたいだ取引きを行わず、その日のうちに行った取引きはその日のうちに終了させるという事になります。
このために、一日のうちに数回程度のFX取引を行い、一回の取引きに掛ける時間は数十分から数時間という形になります。
デイトレードの利点は、日をまたぐことがないために、相場変動のリスクを少なくすることができる点で、欠点は為替レートに付き合っている時間が長くなるために時間を拘束されることです。

また、同じ短期間の投資スタイルにスキャルピングトレードというものもあり、こちらはデイトレードよりもさらに短く、十数分から時には数十秒で一回の取引きを行います。
スキャルピングトレードでは、通貨の保持時間を極端に減らすことで相場変動のリスクを徹底的に下げ、また、為替相場の変動を微細にわたって利益に変えていくことができるので、短期間で大きな利益を積むことができます。
しかしながら、投資を行っている間は常に相場と付きっきりになることや、投資を行っている間は、秒単位での取引きの判断や利益と損失の試算などを繰り返して行い続ける必要があり、非常に高い投資のスキルと、集中力を持続させなくてはならず、難易度が非常に高いことになります。

1回の取引きに数か月から数年という長い時間を使って、為替相場の変動ではなく、通貨ペアのそれぞれの金利の差であるスワップポイントを求めていく、スワップトレードと呼ばれる投資スタイルもあります。
このスワップトレードでは、先ほどのデイトレードなどとは利益の求め方が違い、例えば銀行などでよく見かける外貨定期貯金のように、長い時間で投資を行い、その金利をコツコツと溜めていく投資スタイルになります。
スワップトレードの利点は、取引きの時間が長いのでゆっくりとした資産運用が行えることになり、短期の投資よりも利益は少なくはなりますが、為替相場の確認と定期的に発表される金利の変更などに気を配るだけで、毎日少しづつ利益を積み上げていくことができるのです。

この短期と長期の投資スタイルを組み合わせた中期間のものが、スイングトレードと呼ばれる投資スタイルで、おおよそ数日から数週間の間で1回の投資を行います。
スイングトレードは最も一般的な投資スタイルで、為替相場のレート変動を利用して利益を求めつつ、スワップポイントの利益も同時に狙っていくことができます。
また、取引きに掛ける時間に余裕があるために、しっかりと相場を予測していくこともできるために、初心者の投資家を中心に多くの投資家から指示をされている投資スタイルになります。