リスクなく株主優待を受け取るには

dhusd87978 文献: 【HIGHLOW.US】

純然たる投資目的以外に、魅力的な株主優待を目当てにして株を買う人が増えています。会社によっては豪華な優待を用意することで株価を高めようとしているところもあるのです。

株主優待を受け取るには、権利確定日にその会社の株式を保有している必要があります。その日だけ保有していればいいので、株主優待目当てに株式を買っていた人は権利が確定したあとにその株式を売却してしまいます。そのため、権利確定後に値を下げてしまうことが多いのが、優待目当てで株を買うことの難点なのです。

しかし、株主優待の権利確定後の値下がりを回避しつつ、株主優待を受け取る方法が存在します。その方法とは両建てをすることです。

株式は購入する以外に、空売り(信用売り)をすることもできます。空売りは株価が下がると得をする仕組みになっており、株を買うこととは真逆の性質を持った投資なのです。株式を保有しつつ、同じ株式を同じ数だけ空売りすることを両建てと言います。

両建てをするとその時点での損益は固定されます。株価が動いても片方はプラス、もう片方は同額のマイナスになるので合計すれば損益は変化しないからです。これを利用して損益を固定し、権利確定日以後の株価下落を乗り切ります。

この方法を利用すると、権利確定日の前日に目当ての株を購入すると同時に空売り、権利確定後すぐに決済を行い、売買手数料のみで株主優待を受け取ることも可能なのです。

逆日歩に注意

完璧に見えるこの株主優待の受け取り方には、ごくまれに落とし穴があります。人気が集中する株式に起こりやすいのですが、空売りをする際にあまりに人気が高いと逆日歩という手数料が発生することがあります。

空売りは一時的に株を借りて売り、後日買い戻して返却するという仕組みになっています。空売りの需要が高まると株を借りてくることが難しくなり、追加の手数料のようなものが発生するのです。

非常に珍しいケースですが、人気が加熱した株主優待の場合に、売建が増えすぎて高額の逆日歩がかかってしまうことがあります。こうなると株主優待を受け取り、株価の変動の影響を受けなかったとしてもマイナスのほうが大きくなってしまいます。めったに起こらない現象ではありますが、こういったこともあるということを覚えておいてください。